次世代のアイスランド音楽を担う寵児バルディ・ヨハンソン登場!
バングギャングはバルディ・ヨハンソンのプロジェクトで、既にヨーロッパで高い人気を誇る。特にイタリアとフランスでの人気は突出し、ウィスパー・ヴォイスで人気のケレン・アンとの共演で高い評価を得ている。
世代的にはシガー・ロスと同じで、音楽だけではなく映像の世界でもその才能を発揮する。
音楽はティーンエイジャーの頃、
現在シンガポール・スリングで活躍中のヘンリックと共に、サーフ・バンドっぽい音作りのグループを結成したのがすべての始まりとなった。
バルディ本人は冗談交じりにサーフ・バンドと言うが、若干それらしい音はあっても、基本的にはヘンリックが得意とするギター・ロックの音だ。それはシンガポールを聞けば如実に分かることだろう。音楽的に指向が違う二人は、別々の道を歩み、ヘンリックはシンガポールを組み、バルディはバングギャングになる。
バルディは音楽を追究する傍らで映像の世界にも興味を示し、アイスランドの民放では初めて、ハチャメチャなエロチック番組をプロデュースした。その番組は非難囂々を浴び、数ヶ月で打ち切られたが、アートコミュニティでの評価は高く、今では伝説の番組となっている。
アイスランド国内で作られるショート・フィルムの音楽制作依頼も多くあります。2005年の春には交響楽団用にスコアを書いている。同じく2005年の山形国際ドキュメンタリー映画祭でアイスランドから出品された『アフリカ・ユナイテッド』のサウンドトラックも、バルディの手になるものだった。アイスランドの地元バンド、シニック・グルのPVを手がけたりもした。
2005年7月、愛知万博におけるアイスランド・デイに、国家を代表するポップス・バンドとしてバングギャングが演奏を行った。日本では全くの無名バンドであったが、たまたまこの演奏を見た若者は、例外なく「かっこいい!」を連発。静と動を使い分けた非常にクオリティの高いパフォーマンスで、会場を驚かせた。
現在日本で発売されている『サムシング・ロング』は、バングギャングの2名目のアルバムになる。女性が全裸のアルバム・ジャケットに驚かされるが、この女性はバルディの当時のガールフレンド。東洋系の女性で、「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」のビデオ・クリップにも登場する。このクリップには全裸も登場するが、ごく爽やかなシーンで、情勢のスタイルは抜群。日本人アーティストが、自分の彼女を全裸でビデオ・クリップに登場させたらビックリするが、そこらへんは大らかなお国柄なので、アイスランド国内では「きっと彼のガールフレンドだろうと思ってた」と。
バルディの音楽はメロディも演奏も歌もしっかりしていて、そのアレンジは職人芸的な繊細さがある。その斬新なアレンジはカーペンターズのリチャード・カーペンターを引き合いに出す業界人もいるほどで、メジャー感もあり、アイスランド国内はもとより国際的なレベルで、シガーロスに続くアイスランドからの大物はバングギャングであろう、というのが定説になっている。
このアルバムには、ケレン・アンを始め豪華なゲスト陣がヴァルディと共に交互にヴォーカルを担当する。リード・ヴォーカルは男女がほぼ交互になっていて、それはジョン・レノンとヨーコ・オノの『ダブル・ファンタジー』を思わせるかもしれない。囁くようなヴォーカルと、ロックの激しさの両方を併せ持つこのアルバムは、”セックスのBGMに最高”という噂も。
アイスランド特有の雰囲気や音もたっぷりと持つポップス。北欧のバート・バカラックというのも、あながちウソではなく、聴けば納得することだろう。
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